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【情報収集・相談】土地選びの3つの注意点

 
人生で最も高額な買い物は住宅だと言われていますが、住宅そのものというよりも、「住宅ローン」という名の金融商品でしょう。

住宅ローンは、20年、30年という長期にわたり、膨大な金利を含め、支払いを続けなければなりません。場合によっては契約された当人だけでなく家族の人生まで左右する買い物とすら言えるでしょう。

数千万円という単位は、普通の人間の金銭感覚を麻痺させるに十分な金額です。そのため、そこでの数十万円、場合によっては数百万円ですら、高い金額だとは思えなくなってしまうものです。その結果、ときには必要以上の無理をしてしまうこともあるのです。

現在、家を建てるための土地を所有していなければ、土地選びはもちろん重要です。それは今後、どこに住むのかということを意味するわけですから、もしかしたら「家」という建物以上にライフスタイルやライフプランを左右する問題かもしれません。ですから土地選びは慎重であるべきでしょう。

ここでは、あえて気をつけたいケースについて紹介しておきます。

 

土地選びの注意点①「土地+建物」の総額が詳細になってから契約を

「この土地ならご希望の広さの建物が十分建ちますよ」という営業マンの話から、その土地の購入契約をし、その後ハウスメーカーや工務店をあたったところ、予算の残金では希望の建物を建てることが出来ず、高額な仲介手数料を二度払いして土地をもう一度売りに出す――そんなケースも実際にあるのです。また、家づくりに費やすべき十分な資金が残っておらず、限られた資金でイメージとはほど遠い家づくりをするしかなくなり、悔やんでいるというケースも少なくありません。

これは、その土地に建物を建てた場合の「土地+建物」の総額の費用がきちんと揃う前に、土地を先行して契約した場合によく起こることです。土地の契約を先行する場合でも、契約は土地+希望の建物の総額がある程度明らかになってから行うのが賢明と言えます。

土地+希望の建物の総額が明確になる前に、とにかく契約を急がせる不動産・住宅会社があるとしたら、それはあまり好ましくない会社かもしれません。

 

土地選びの注意点②土地探しと住宅会社選びは、同時進行で進めるべき

さて、ここでやっかいなのが住宅ローンです。

あまり知られていませんが、土地と建物を別々に契約する場合、住宅ローンも別途の契約になります。

最初の土地の支払日までに必要なローンを提供してくれる金融機関探しは、不動産会社や土地を扱う住宅会社の多くが代行してくれます。土地の住宅ローンの支払い期日が迫っているからと、家づくりのパートナー選びを冷静に比較検討することなく、不動産会社に言われるがままに住宅会社を慌てて決めてしまうことのないようにもしたいものです。

そうしたことがあるため、基本的には土地探しと住宅会社選びは、同時進行で進めるべきだと思います。不動産会社はあの手この手で契約をせかしますが、惑わされる必要はありません。

 

土地選びの注意点③実質建築条件付きの土地を選ばない

もう一つ重要な注意点があります。

不動産会社も、土地だけでなくできれば建売り住宅を売りたいと思っているところが多いものです。そのため、注文住宅を建てるための土地を探している人にも、建売りを必死に勧める場合がよくあります。そして、建売りがNGであれば、今度はそのお客様の出し得る資金のどれだけを土地に取れるかという動きをし始めます。

また、建築条件付き、つまり「その土地に家を建てる場合は特定の会社で建てること」を条件としている土地も少なくありません。

そこでもう一歩踏み込んで気をつけるべきことは、「参考プラン」です。

これは建築条件とは謳っていなくても、その土地=不動産会社がある特定の住宅会社と提携している証拠なのです。そして多くの場合、その参考プランの参考価格はとにかく非常に安いのです。それを見て、「この価格でこの家が建てられるならばこの土地を買えるな」と思ってしまい、追い打ちをかけるように、「建築条件はありませんので、好きなメーカーで家を建ててください」などと言われて契約をしてしまっても、他の会社ではとてもその価格では同じようなプランの建物を建てることは出来ないと後でわかります。そうなってしまったら、その参考プランを出している会社に結局、依頼するしかなくなってしまうわけです(その会社でも最終価格が本当にその価格なのかは、正直分かりません)。

ある会社の場合、建坪当たり5万円の謝礼(紹介料)を不動産会社に払っていると聞きます。

30坪であれば150万円です。そもそもローコストの家なのに、そこから150万円も紹介料として払っている。一体、家を建てている原価はいくらなのか心配でなりません。

 

こちらを焦らせる手には乗らない

不動産会社の販売手法には、以下のようなものもあります。

最初に希望条件を提示しても、素直にその条件に合う物件には案内をしません。条件に合わないものから見せていき、疲れて諦めモードに入った辺りで本命(希望に近い物件)を出す。すると、お客様の目が残念ながら輝いてしまう。これを業界用語で「感度が出る」と言うそうです。次にお客様の目の前で事務所と電話連絡を取り合って、他の人がその土地を買おうとしているという小芝居を打つ。テレビドラマなどにも出てきたよくある方法ですが、本当にたくさんの方が経験されています。早く確実に契約させようという手法ですが、こういう手に乗ってはいけません。

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