雑用の大事さ
2025.12.17
みなさまこんにちは
一緒につくるコトで生涯続く仲間となる
高性能住宅の輪
09-KATOです
先日の専修大学での講義でも話したのですが
自分が二十歳で現場監督となり
自分の親父くらいの歳の職人さんに
信頼されるまでに至ったのには
雑用を自分のシゴトだと受け取った事から
だったと思います
毎日毎日現場の掃除と片付け
それからトイレ掃除です
この与えられたシゴトを
こんな誰にでもできるつまらない事
という風にとらえなかった事にあると思います
現場の人が気持ちよく使えるように
トイレを掃除する
当時はすべてくみ取り式でしたので
まぁまぁグッとこみ上げるものがありましたが
文句言うことなくキレイになるように
まぁ頑張りました
新卒で入社した会社は
学校
マンション
病院
など大きな物件でしたので
掃除もまぁまぁ時間がかかります
モノをどかしながら
丁寧に掃除していくわけです
そうすると
自ずとどこに何があったか
頭に入るわけですね
で
職人さんから
あれ持ってこい
これ持ってこいに対して
全力で言われたことをただ一生懸命やりました
それが
なんかお前すごいなと
言われるようになり
頼まれることが
掃除や片付け
何かを持ってくること以外にも
頼まれることが増えていきました
頼まれたことを
損得勘定抜きで一生懸命やっただけです
人から頼まれたことに対して
ため息をつきながら
面白くないととらえて
嫌々やるのか
役割を与えてもらえたことに
感謝してやるか
未来に対して積んでいく
原因ととらえ方による縁が変わるので
結果は自ずと変わっていきますよね
これから新卒として
来年就職が決まっている人
まだ自分に何ができるかわからない方
目の前に与えられたシゴトに対して
真摯に向き合っていく事が
大切なのではないかとボクは思います
時代が違うと言われれば
それまでですが
ボクの社会人人生の根幹は
間違いなくそこにありました
その後
その職人さんは
どんなピンチの時でも
加藤が困っているなら行くよ
そう言ってくれる
かけがえのない仲間となりました
これが有難うの積み重ねで
育まれていく
人と人とのつながりなのだと
ボクはそう信じています