大工さんが建てたクライミングウォールのある2世帯住宅
横浜市磯子区 S様邸
- クライミングウォール
- 2世帯住宅
家づくりを決断されるまでのいきさつと、職人としてご自分の家を建てるにあたって込めた想いなど聞かせてください。
この場所は、かつて妻の実家ともう1軒の戸建てが隣合って並んでいる状態でした。ちょうど結婚するタイミングの頃、お父さんから「隣を売りに出すって言っているけどどうする?」と相談があって、築30年に満たないしリフォームすれば暮らせるかなと思い、2年ほど旧宅でも暮らしました。でも実際は子どもの走り回れるような間取りでも友だちを呼べるような状態でもなく、大工なのにこのままでいいのかと2世帯住宅への建て替えを決断するに至りました。建て替えにあたっては、ママ友に「わぁ素敵!」と言ってもらえるようにしたかったし、大工の家らしく縦横に動線を作り、小さな遊園地のような楽しい家にしたい…と建てはじめてからも構想が広がっていきました。
子ども部屋のクライミングウォールもお客様の家で知っていましたので、せっかくなら自作してみようと取り入れたものです。
こだわった家づくりのテーマや見どころは?
この敷地にどんな家が建つのだろう・・・というざっくりしたところからプランを詰めていきました。希望したのは利便性を兼ね備えた階段付きの小屋裏収納、大きくて使えるバルコニー、北欧テイストのピンクをモチーフにしたアイランドキッチン、パソコンを置けてメイクもできるミセスコーナーなどです。
子ども部屋はクライミングウォールを上れば小屋裏収納につながっているので、友だちが遊びに来ると縦に横にみんなでぐるぐる走り回っています。
子どもたちを見守りながら、リビングでママたちはコーヒーを飲んでゆっくりおしゃべりしたかったのですが、これも夢が叶いました。リビングは広さもあるので、ママ友だちとダンスの練習をすることもあるんですよ。
これから家づくりを考える方に、アドバイスしたいことは?
(ご主人)
家づくりって自分にとって何が大切なのかを突き詰めることだと思います。
家族それぞれにこだわりたいこと、大切にしたいこと、優先順位があるはずです。限られた期間だけれど、面倒がらずそれに向き合うことで実際に暮らしてから楽しく豊かな毎日が送れると思いますね
(お父様)
我が家は上下階での2世帯住宅ですけれど、玄関脇の仕切りの扉ひとつで好きな時間につながれるし、自分の時間をゆっくり過ごすこともできます。
もともと2×4工法はいいと思っていたし、社長の書いた書籍も読ませてもらって納得して任せることができました。見えないところまで力を注いで、家族の安心と幸せを考えて建ててくれたんじゃないかなと思っています。
タマックへのメッセージを聞かせてください
今回は施主として、仕事仲間としてよく知っている方々と打ち合わせ、プランから設計、完成まで大工以外の家づくりの工程をすべて経験させていただきました。家づくりでやりたかったことはほとんどカタチにすることができ、理想どおりの家ができたことに心から感謝しています。お客様がどんな想いで現場に足を運んでいるのか、大工である自分に何を託していらっしゃるのか、家づくりを体験したことで実感としてよくわかりました。真摯に対応しなければ、お客様にとっての“いい家”はできません。これからもそれを実現するタマックでありたいし、自分もその一員でありたいと思っています。