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まず“土地”を探す、そこにある落とし穴ってどんなもの?(前編)

 

注文住宅を建てる場合には、土地が必要です。私どもの会社の統計では、お客様の45%はすでに土地を所有されています。建て替え、相続などのケースです。逆に言えば、55%の方々は土地から探し、購入し、家を建てる必要があるわけです。

土地を探す場合、一般的には街の不動産会社を訪ね歩くことになります。賃貸物件を探すのと、方法は同じです。問題は、不動産会社が素直に希望に沿う案件(=土地)を勧めてくれないケースが多いということです。

では何をどう勧めてくるのか。建売り、売り建て物件、あるいは建築条件付きの土地を勧めてくることが多いのです。いずれにしても、土地だけではなく、家も一緒に売ろうとするわけです。なぜならば、ローコスト系のメガビルダーなど家を建てる会社から紹介料という謝礼をもらえるからです。お客様を見るのではなく、自社の売り上げや利益を見て商売を優先すれば、そうしたビジネスモデルを選ぶことになります。

多くの場合、まずは建売り住宅や売り建て物件を勧めます。それが無理だと思うと、今度は建築条件付きの土地を勧めます。建築条件とは、この土地を購入して家を建てる場合は、この業者で建てるという条件が付いた土地のことを言います。それでもお客様が首を縦に振らない場合は、今度は土地だけでたくさん利益を得たいと思うので、できるだけ高い土地を売ろうとします。

年収や自己資金などを聞きだしお客様の出し得る総予算を把握し、そこからできるだけ多くの予算を土地に取ってしまおうとする訳です。その思惑に乗ってしまうと、家に当てられる予算が限りなく安くなってしまいます。そこで、今度はその予算でも可能なローコスト系のメガビルダーなどを紹介するという手筈です。気がつけば、建築条件付きの土地と同じ状況になってしまうわけです。

もう一つ注意を要するのは、契約をせかされることです。これは不動産会社だけではありませんが、業者の多くはできるだけ早く契約書に判をつかせたいのです。そのため、他に買い手が現れたり、人気物件であるという状況を演出して、「すぐに手付だけでも打たないと流れてしまう」と見せかけるという方法をよく使います。

あるいは、わざと希望に沿う物件は簡単には見せずに、売りたい、あるいは希望条件に合っていない物件から案内して、疲れさせてイライラさせた上で、やっと希望に沿う物件を見せることですぐに判を押させる。または、長時間拘束して精神的に追い詰めて、確実に決めさせるといったこともよく行われます。

もちろん、すべてがすべてそうではありません。良心的な会社も少なくないと信じたいところですが、今紹介したようなことは業界の常でもあるので、十分に注意してください。

人生の中で、住宅ほど高い買い物はありません。一戸建ての場合、それこそ土地が一番高い買い物です。マンションのように、すぐにその価値が減じてしまうというものではありませんが、そうそう簡単に転売ができるというご時世でもありません。広い=高い土地は売りにくいですし、不便な場所の土地や変形した土地も売りにくいものです。いくらでも良いのであれば、売れるでしょうが、買い叩かれてしまいます。

だからこそ、ご自身が望むライフプランを実現できないような買い物をしてはいけません。冷静な状態で十分に検討して納得する前に、簡単に買う=契約書に判を押すなどということは、してはいけないのです。

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