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家を所有したい!そう思ったら、どんな順番で動けばいいのか

 

所有する家には大きく分けて一戸建てとマンションがあり、それぞれ中古か新築かがあり、さらに一戸建てには建売り住宅か注文住宅かがあります。また注文住宅にはセミオーダーとフルオーダーがあります。セミオーダーは大手ハウスメーカーなどが売り出している○○タイプ(シリーズ)というような、仕様や設計などがほぼ決まっているものを言います。

建売り住宅の場合は、分譲住宅の売り出し物件を物色するか、目指す地域の不動産会社に相談することになります。注文住宅を考える場合、相続した土地や古い自宅の建て替えなど土地がすでにある場合を除けば、土地探しが必要ですが、ここで土地探しと家づくりを任せる住宅会社選びは同時進行で行うことをお勧めします。その理由は後述します。

 

まずは情報収集。書籍や雑誌、インターネットを活用する

さて、何事もそうでしょうが、まず必要なのは「情報収集」です。情報収集の手段はさまざまにありますが、まずは書籍か雑誌の記事、そしてこのサイトのような住宅関連サイトやSNSなどインターネット上の情報を探るのがいいでしょう。さらに、より具体的な物件情報は新聞折り込みチラシなどが利用できますが、今ではやはり、スマートフォンやパソコンから自由に検索できる情報が多くの人に活用されています。関連企業が発信する情報もありますが、各ブログやさまざまなニュース、さらに各ソーシャルメディアで得られる口コミ情報は、便利なものです。具体的な物件情報だけでなく、業界の傾向や各企業の評判、地域の情報や価格、工法の比較、大手ハウスメーカーのブランド比較など、さまざまな情報にリーチできて、比較検討ができます。

気になる住宅会社については、その会社の社長やスタッフのブログをチェックするなど、徹底した情報収集をする人もいます。もっとも、ネット上の情報にも、全体としては信ぴょう性の低い情報も散見されますから、そこは注意が必要です。対処方法としては、一つの情報で決めるのではなく、多くの情報を探って、これもまた比較検討するしかないと思います。広告チラシなどを含め、その他の注意点などは別の項目で詳説したいと思います。

いずれにしても、そうした、いわば自宅に居ながらにして集められる情報を集めて、ある程度の知識を得て、さらにアタリをつけたら、次には計画を立てて、行動に移りましょう。実際に自分の目で見て、耳で聞いて情報を収集するわけです。

 

注文住宅では土地と住宅会社を同時に探し始める

マンションの場合は、モデルルームの見学や、建築中の立地条件を下調べするというのが入口です。また建売り住宅の場合は、冒頭で説明したとおりですし、セミオーダーの場合は住宅展示場に行って各社のモデルハウスを見て、気になった場合はパンフレットをもらったり、話を聞いたりすることになります。そして、土地購入の伴う注文住宅の場合は、先ほど言ったように、土地と住宅会社を同時に探し始めます。

それぞれさまざまな注意点があります。ここではざっとポイントを述べておきます。それぞれの詳細は、また別の項目を参照してください。

 

営業担当者の「あの手この手」に要注意

モデルルームもモデルハウスも、各担当の営業マンは当然、売りたいと考えていますし、できるだけ手間暇かけず、できれば今、手付金を打ってもらって、仮契約まで済ませたいなどと考えています。あるいは連絡先をもらって、この後の営業(会社によっては非常にしつこい場合もあります)につなげたいと思っています。特にモデルルームの場合が要注意ですが、長々と拘束されるケースも散見されます。また、モデルハウスなどは、建坪が大きいですし、推奨される実際の販売物件より高価な設備の場合がほとんどなので、その場の雰囲気にのまれないことです。

また、不動産会社を回る際も、やはり、営業担当者の手練手管には要注意です。たとえば不動産会社は土地だけではなく、建売り住宅、あるいは売り建て住宅を売って、利ざやを稼ぎたいと思っています。そのため、実は建築条件付きの土地(建築会社が決まっている土地)というものも少なくありませんし、そうでなくても買主の予算を聞き出して、そのうちのできるだけ多くを土地代として取ってしまいたいというのが不動産会社の商売原理です。だから、こちらが提示している条件に合う物件に素直に案内はしてもらえないということもあります。

 

「目に見えない部分も安心」であることを確認する

もちろん、建売り住宅を一概に否定するわけではありません。注文住宅と違って完成形が見えているわけですし、しっかりと建てられた家であり、時間を掛けて内覧をして間取りなども自分のたちのニーズに合っていると思えれば、その物件を購入することは当然、悪い話ではありません。ただ、間取りなどは見ればわかる話ですが、問題は見えない部分にあるというところがやっかいなのです。数年で問題が起こる、壊れてしまうといった物件は日本にはまずありません。しかし、これから長年住む家ですから、基礎工事を含め、何十年も安心して住んでいられる家なのかを知りたいものです。そこが建売り住宅ではわからないというのがネックなので、安心できる建設会社、施工会社の物件かどうかがポイントになると思います。噂を含め、必ず出来得る限りの情報収集をしてください。

注文住宅の場合、土地が決まらないと建物の相談はできないと思われがちです。だからまず不動産会社に行くという人が多いのですが、そこで意に反して、建売りや売り建ての家を購入するはめになってしまうことが少なくありません。たとえば土地が高すぎて、思い描いている家が建たない土地を購入してしまう。残っている資金ではローコストの住宅しか建てられない。それが売り建て物件のいわば手口です。

思い描いている生活ができない家などは建ててはダメです。ですから、安心して任せられると思える住宅会社が見つかり、その会社で思い描いている建物がいくらで建つのか、いくらまでの予算なら安心して返していけるのかがつかめていない段階で、思い付きと勢いで土地の契約など決してしないでください。

不動産会社に行けば、いきなり年収を聞かれて、勤め先を聞かれて、「ではいくらまで借りられますよ」と言われ、それが総予算の根拠になってしまうものです。子どもが何人いるのかも関係がありません。土地の契約をした段階で、もう後戻りできなくなってしまいます。

 

ライフシミュレーションをした上で見積もりを依頼する

だからまず大事なのがライフシミュレーションです。その結果を踏まえて、土地の購入費用+諸経費、建築費用+諸経費、これに引っ越しの費用などを含めた総予算が、「将来の未来設計図どおりの生活をしていくための資金に一切手をつけずに払っていけますか?」「根拠のあるその数字をしっかりと把握していますか?」ということが最初です。

その次に、安心して家づくりを任せられそうだという会社を見つけて、そこで思い描いている家がいくらで建つのか、仮見積もりでもいいので計算してもらいます。この二つの根拠を持って、それから土地探しを始めるのが正しい順番だと思います。そうすれば、結果から逆算してきているわけですから、途中で行き詰ることはないはずです。

土地の候補というものは、ないときは全然ないのですが、いきなり出てきて、1週間くらいしか押さえておけないというケースがほとんどです。その時に「住宅会社が用意できていない」「これから探さないといけない」では間に合いません。そんな短期間では、住宅会社でも見積もりまでは到底無理なので、結局、不動産会社の敷いたレールに乗るしかなくなってしまいます。だから、最初は架空の土地でかまわないので、そこにある程度の要望を盛り込んだ設計をしてもらって見積もりを取るわけです。そして土地が実際に見つかったら、改めてより正確な見積もりを取る。住宅会社としてはすでに要望を聞いていますから、即座に実際の土地に合った設計をして、購入判断の期限内に判断材料として欠かせない見積もりが提出できるわけです。

この順序を決して誤らないでほしいと思います。

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